今日は用があって、土曜日には珍しく午前中から出かけていて、
その帰りに、これまた久々にDuomoへ寄ってきた。
Galleria Vittorio Emanueleにある「アーバン・センターミラノ」で、
『パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006(海外巡回展)』を
11月28日までやっていて、それを観たかったのだ。
日本では2006年に東京都写真美術館で展示され、
その後10年にわたって、海外を巡回するんだそう。
ガレリアのスカラ座側にこじんまりとある「アーバン・センター」
バブル崩壊後の10年、日本で起きた変革は、
当然建築作品にも反映されていて、
それを基準に作品の選定がなされた、そうな。
会場はほとんどパネル展示。
ヨーロッパでも、日本の現代建築への関心は高い。
でも「大した規制もなく、いろんな形態やいろんな素材で、
好き勝手に造られている(から、面白い)」
と思われていたりする。
確かにそれも否めないけれど、
全てが全て、「好き勝手」に造られたワケではもちろんない。
「日本の社会背景によって、こうゆう建築が生まれる」
というようなことが、会場でもらってきたパンフ(のようなもの)には
書いてあって、なかなか興味深い。
それじゃあ、イタリアの社会背景から生まれる建築っていうのは、
どんなだろ?
プロダクトは斬新でも、建築は保守的な感じだけど…。
久々に見るDuomoは、左下半分の工事を残すのみ!
今年中に全部終わるのかな〜。