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トスカーナへ行こう! 4

半徹夜状態だというのに、夏時間になったので
さらに1時間睡眠時間を失う私達。
この日は友達の親戚(お隣さんとはまた別の親戚)の家のランチに呼ばれていたので、それに遅刻するわけにはいかない。
みんな、頑張って起きる。
それでも、もうお昼時。
お隣の親戚夫婦にあいさつをしに行ったら、お土産を渡された。
自分達で作ったというVin Santoとオリーブオイルとジャム。
お世話になったあげくに、お土産だなんて、なんだか申し訳ない。
でも、ありがたく頂く。思わず顔がにんまり。

車で少し移動して、郊外に住む親戚の家に到着。
おぉっ。フィガロ・ジャパンとかに出てきそうな一軒家。
「さぁ、上がって」と促され、家の中へ。あぁ。広い。うっとり。
何故か少し悲しい気持ちになる、日本人の私。
私の実家と比べてはいけない。

さっそく、ランチ開始。
前菜は、やっぱりサラミ。
「まだまだあるから、どんどん食べて」
という伯母さんの優しい言葉に誘われてはいけない。
とても美味しいのだけれども、後に続く料理に向けて、
胃袋の空きスペースを確保しなければならない。
少し落ち着いたところで、プリモ。
伯母さんお手製のPici。これまたやっぱりラグーソースで。
このPiciという手打ちパスタ、とても「うどん」に似ている。
伯母さんが作ったパスタは、殊のほか美味しい。
それもそのはず、
旦那さんのお母さんから教えてもらったと言うのだ。
きっと、そのお母さんも義母にと、
代々受け継がれている家庭の味に違いない。
「レストランでは自家製って書いてあるけど、
やっぱり機械を使ってるのよ。
私は手で1本1本丁寧に作ってるから、
外で食べるのよりずっと美味しいでしょ。」とおっしゃる。
何時間かかったのかと聞くと、ざっと3時間と言う。
「レストランよりも私の方が美味しい」と堂々と言えるのが、まずすごい。
そしてそれは正しく事実だというのが、またすごい。
セコンドは肉のグリルだった。
肉は「鶏」と「鳩」と「うさぎ」。
友達の従兄弟が「好物なんだ」と言って、ひとりじめしたのは
鶏の足だった。足の指の形がそのまんま残っている。
きっとよく焼けて、カリカリして美味しいんだろうけど、
かなりグロテスク。
私は鶏もも肉をもらって、「鳩」と「うさぎ」は味見程度に
ちょっとだけもらって食べた。
初めて食べた「鳩」。味はレバーみたい。匂い強め。
「うさぎ」は普通に美味しい。

「このお菓子は本当は復活祭の時に食べるのよ」
と言って運ばれてきたデザートは、
これまた伯母さんが焼いたというケーキ。
とても素朴なケーキで、Vin Santoに浸して食べるのだ。
これも断れず、お腹がいっぱいだけど、しっかり食べる。
そして美味しい。
あぁ、「お持ち帰り」したい。
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(左)お料理上手な伯母さん手製の瓶詰めたち。
(右)庭に咲いてたローズマリー。
   こんな花が咲くなんて知らなかったのだ。

ここで、私のお土産登場。
数日前に日本から遊びに来た友達に持ってきてもらった、焼酎。
小さなショットグラスにストレートで。みんなにとても好評だった。
以前、別のイタリア人に日本酒をお土産であげた時は不評だった。
理由は「味がしない」
その人はアルコール度数もウォッカみたいに高いもんだと思っていたので、日本酒の実態に相当がっかりしていた。
なので、私はそれ以来、イタリア人に日本酒を贈るのは止めた。

食後のコーヒーも頂いて、歓談も一息ついたところで、
お庭を案内してもらうことに。
それまでの悪天候が嘘のように初夏のようないい天気。
コートを着ないで外へ出ても、寒いどころか気持ちがいい。
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(左)庭のオリーブ。
(右)鉄の蹄。イタリアでは幸運アイテム(厄除け?)

「これはオリーブ。あっちはブドウ畑。こっちにはトマト、あれは水やり用の井戸。離れにレモンの木があるよ。」
これでもかっというくらい続く庭(畑?)の説明をする伯父さん。
ワインを保管する倉庫あり、生ハムをつくる倉庫あり。
突き当たりに、小屋を発見!
近付いて覗いてみると、鶏、鳩、うさぎが元気に跳ね回っている。
これって、もしかして…。
「今日、食べたのは、このうちの一羽よ」
伯母さんがニコニコと説明してくれる。
よかった、見たのが食べた後で。。。
とても美味しかったけど、ちょっと胸が痛い。
隣にもうひとつ小さめの空きスペースが。
「ここには豚がいたんだけど…」

長い昼食会も、お開きにして、夕方、ミラノへ向けて出発。
伯父さんが「まだまだいろんな名所があるから、
またいつでもいらっしゃい」と声をかけてくれる。
お言葉に甘えて、またお邪魔しようと企んだのは、
私だけではないはずだ。
長いドライブの間、私はやっぱり寝てしまった。
運転手&主催者のEくん、すまない。そしてありがとう。
懲りずに、また誘ってね。
by kei-milano | 2006-04-01 03:04 | ヴァカンス / 旅行
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