結局、先週末の連休はどこへも行かなかった。
本当は、海へ行く予定があったのだけど、
「週末は天気が良くなさそうだから、、、」
という理由で、却下されてしまったのだ。
実際、天気はあんまり良くなかった。
たまに日が差すことはあっても、曇りがちで、
ちょっと肌寒いような気温だったから、
これで海へ行っても、日光浴は出来そうにない。
日曜日はトルコ女子が帰国する日だったので、
空港へ駆けつけ、彼女を見送った。
「今度はイスタンブルで会おうね」と約束もして、
私は夏のヴァカンスに思いを馳せる。
月曜日、私は友達の誘いを受けて、
郊外の町までドライブに出掛けた。
ミラノを出ると、視界が広がる。
都心からちょっと外れただけで、だいぶ風景が変わる。
若葉が茂る風景はかなり気分がいい。5月っぽい。
天気は『晴れ時々曇り』という感じ。悪くない。
途中、ツバメが目の前を横切った。
「ツバメが低く飛んでるなぁ。雨が降るよ。」と連れが言う。
「へぇ〜。ちょっと雲が多いけど、雨が降る感じじゃないよ。」
「さぁ、どうかな。」
日本でも「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」って言うのかな?
私はこのテの話に疎い。
聞いても忘れてしまったりして、
いつも新鮮な(?)驚きを感じる。
話はずれるけど、
『おばあちゃんの知恵袋』みたいなのにも、異様に感心する。
渋滞を避けるため、早めにミラノに戻ってきた。
家に帰り、夕食を済ませて、お風呂に入って、
明日から始まる仕事を思って少し憂鬱な気分になる。
と、その時、
ゴロゴロゴロ、、、
空が鳴り、雨が降り出した。
「ツバメが低く飛ぶ時は、雨が降る」
は本当だった。