カターニアから今回は普通の路線バスに乗って出発。
バスには親切な運転手さんと地元のおじいちゃん、
途中から乗ってきたおばちゃんと私達の「あいのり」。
出発してほどなく、おじいちゃんがおしゃべりを始め、
半ば強制参加で会話に加わる私達。
そこへ辛口かつ愛情のある突っ込みを入れる運転手。
そして最後には話の主導権を奪ってしまった、おばちゃん。
そういえば、カターニアの人って、関西人のノリに似てる気がする…。
話の内容は、南イタリアの貧困やユーロに通貨が変わってからの物価上昇、税金問題、政治問題…、社会派っぽいのだけど、なんてことはない。
「貧乏なのは私のせいじゃない」ということだ。
おじいちゃんの郷土自慢話の中でも出てきた、アチ・カステッロの海。
今回の目的地であるその一帯は、カターニア屈指のリゾート地なのだ。
降りるべきバス停とそこから海へ向かう道を教えてもらい、
みんなに別れを告げ、バスを降りる。
正直、私はそこに何があるのか全く知らなかった。
だって、この日の目的はなんてったって、『海』。
美しい海さえあれば、良かったのだ。
ところが、じゃじゃーん。
なんですか、これ?
答えは、カステッロ(お城)。
玄武岩の岩礁上に溶岩を切り出した岩で築かれた城、なんだそうだ。
中には博物館があるのだけど、行ったときはちょうどお昼でお休み。
午後4時まで待たないといけない。
ならば、やっぱり海へ行こう!!
海岸から見たカステッロ。
カステッロを右手に見つつ、海水浴。
ここの海岸も岩場のため、仮設バルコニーが設けられている。
私達が借りたチェアはこんなデッキの上で、Bar付。
奥に見えるのは、海へ降りていくための階段。
お城の近くでは、水球をしている男子たちも…。
海中で、水球。初めて見たよ。
筋肉、すごそうだなー。
夕方、再開館時間も過ぎたので、カステッロへ戻る。
夏場は昼休みもたっぷり取るけど、その分(?)夜まで開いている。
内部のテラスはこんな感じ。
実はユネスコに登録された世界遺産だった。
最後におまけ。
さらに先にある、アチ・トレッツァのチクローピの岩礁。
こちらの海も、すごくイイらしい。
アチ・カステッロからも近くて、こんな感じで見える。